アーキットは意志決定支援のための枠組みも知・情・意で考えます。
1. 【知】問題解決の9ステップ
- 【めざすべき目的の再定義】 そもそも何がどうあるべきなのか?
- ステップ1 [将来像] ありたい姿は何か?
- ステップ2 [価値観] なぜ、その将来像なのか?真に重要なのは何か?
- ステップ3 [目標] 具体的な到達点はどこか?
- 【解くべき課題の定義】 その目的と現状とのギャップの本質は何か?
- ステップ4 [分析] 目標と現状とのギャップはどこにあるのか?
- ステップ5 [推察] そのギャップは何によって生じているのか?
- ステップ6 [課題] 目標達成のために乗り越えるべき壁は何か?
- 【解決策の実行と学習】 その課題をどう解くか?何を学んだか?
- ステップ7 [選択肢] 課題解決のために何ができ得るか?どれを選ぶか?
- ステップ8 [実行] どうやるか?
- ステップ9 [学習] 何を学んだか?
汎用的な問題解決のサイクル – *ListFreak
- (参考)
- 045 汎用的な問題解決のサイクル
2. 【情】EQ理論
- 感情の識別(人を読む) … 感情には客観的な情報が含まれている。この情報は、内面の世界であれ、社会であれ、自然環境であれ、われわれが身を置く世界で起こっている重要な出来事についての信号である。人とのコミュニケーションを効果的に図るには、相手が感じている感情を正確に識別し、自分の感情を正確に認識する必要がある。
- 感情の利用(ふさわしい気分になる) … 自分がどのように感じているかは、何をどのように考えるかに影響を及ぼす。感情は重要な出来事に注意を向けさせ、何らかの行動を取るための準備をさせ、思考プロセスを導き、問題解決の手助けをする。
- 感情の理解(感情の推移を予測する) … 感情は成り行き任せに起きるのではない。そこには潜在的な原因があり、一定の規則に従って変化する。だから、感情を理解することは可能なのである。感情に関する知識は、感情を表現するボキャブラリーの豊富さに比例し、感情面においてこれから起こりうる出来事を分析する能力に反映される。それらを活かして感情を理解する必要がある。
- 感情の調整・管理(気持ちをともなって行動する) … 感情には判断の基準となる情報が含まれており、思考を左右する。だから、思考や問題解決、判断や行動と感情を知的に統合する必要がある。そのためには、好むと好まざるとにかかわらず、さまざまな感情を受け入れられる状態を保ち、集めた感情の情報を意図的に選択し、活用する必要がある。
EQ(感情知能)の4ブランチ – *ListFreak
- (参考)
- 035 論理的な意志決定の支援者としての「感情」
- 039 6秒間で思慮深さを取り戻す
- 040 意志決定を振り返るときには「感情」もメモしておく
- 046 「それ」を感じた瞬間に書きとめておく
- 055 感情と思考とは同時に働かない
- 059 感情と行動のあいだのワンクッション
- 062 共感力を伸ばす
- 063 直感に理由づけをしようとすると……
- 064 無意識の力を借りて決断の満足度を高める
- 067 Googleの「心内検索」トレーニング
- 082 感情にかしこくないとはどういうことか
3. 【意】目的志向・動機づけ理論
- 自律性への欲求(the need for autonomy) ― 自分自身の選択で行動していると感じたい
- 有能さへの欲求(the need for competence) ― 環境と効果的にかかわり、有能感を感じたい
- 関係性への欲求(the need for relatedness) ― 他者とつながりをもち、かかわりあっていきたい
自発性(内発的動機づけ)のみなもと – *ListFreak
- (参考)
- 051 自発性の源